EPISODES
SPECIAL PART 2
京の都を「会津狩り」と名乗る人斬りの恐怖が覆う中、土方歳三ら壬生浪士組は、会津藩預かりとなるための試練に臨む。藩主・松平容保が命じたのは、“日の本一の武人”と恐れられる武人・佐川官兵衛との真剣勝負。土方は死を恐れぬ捨て身の剣でその覚悟を示し、彼らは京の治安を守るという大義名分を得る。
しかし、その栄光の裏で悲劇の歯車が回り出す。仲間を想う心優しき青年・阿比留鋭三郎が、兄の仇の情報を得るために、長州藩と通じ仲間を裏切っていたのだ。再会した斉藤一がもたらした残酷な真実は、試衛館という「家族」の絆を激しく揺さぶる。復讐の念に駆られた阿比留は、仇である新見錦が仕掛けた卑劣な罠に堕ち、毒刃の前に命を散らした。
友の死を乗り越え、土方は「強さ」を求め道を踏み外した人斬り・田中新兵衛との死闘に挑む。魂がぶつかり合う激戦の末、土方は勝利を収めるも、その心には新たな苦悩が刻まれる。
やがて時は流れ、明治。函館にある土方の墓前で、老いた永倉新八はその孫に語る。
彼らの生き様は、武に咲き、武に散った、幕末の世に咲く“最期の徒華”であったと。
仲間を失い、かつての友・岡田以蔵が人斬りと化す激動の時代で、土方歳三と仲間たちが駆け抜けた、悲しくも鮮烈な物語が、今、明かされる。
SPECIAL PART 1
明治四十五年、雪の小樽。元新撰組隊士・永倉新八は、謎の女性・市川真琴に請われ、血と魂の記憶を語り始める。
物語は幕末の江戸。
喧嘩に明け暮れる「バラガキ」土方歳三は、道場破りの末に天然理心流「試衛館」の主・近藤勇と運命的に出会う。その圧倒的な強さと人間性に心酔した土方は、山南敬助、沖田総司や斉藤一といった仲間たちと共に、初めて「家族」と呼べる場所を見つける。
そして、「家族」のために土方は江戸の町を騒がせる辻斬りとの対決に臨み、命を燃やす勝負の中で初めて魂から分かり合える「友」・岡田以蔵と出会うことになる。
そして文久三年、京。
大志を抱き乗り込んだ彼らを待っていたのは、時代の裏切りと、圧倒的な暴力と狂気を宿す男・芹沢鴨だった。天才剣士・沖田さえもが敗北を喫する衝撃的な出会いは、土方の心に恐怖と同時に烈しい闘志の火を灯す。
京の闇では血なまぐさい暗殺が横行し、その刃を振るう「人斬り」の中には、かつて土方の「友」・以蔵の姿があった…。
これは、ただの喧嘩屋が激動の時代の中で真の「武士」へと変貌を遂げていく、
覚悟と信念の物語。
SPECIAL PART 2
京の都を「会津狩り」と名乗る人斬りの恐怖が覆う中、土方歳三ら壬生浪士組は、会津藩預かりとなるための試練に臨む。藩主・松平容保が命じたのは、“日の本一の武人”と恐れられる武人・佐川官兵衛との真剣勝負。土方は死を恐れぬ捨て身の剣でその覚悟を示し、彼らは京の治安を守るという大義名分を得る。
しかし、その栄光の裏で悲劇の歯車が回り出す。仲間を想う心優しき青年・阿比留鋭三郎が、兄の仇の情報を得るために、長州藩と通じ仲間を裏切っていたのだ。再会した斉藤一がもたらした残酷な真実は、試衛館という「家族」の絆を激しく揺さぶる。復讐の念に駆られた阿比留は、仇である新見錦が仕掛けた卑劣な罠に堕ち、毒刃の前に命を散らした。
友の死を乗り越え、土方は「強さ」を求め道を踏み外した人斬り・田中新兵衛との死闘に挑む。魂がぶつかり合う激戦の末、土方は勝利を収めるも、その心には新たな苦悩が刻まれる。
やがて時は流れ、明治。函館にある土方の墓前で、老いた永倉新八はその孫に語る。
彼らの生き様は、武に咲き、武に散った、幕末の世に咲く“最期の徒華”であったと。
仲間を失い、かつての友・岡田以蔵が人斬りと化す激動の時代で、土方歳三と仲間たちが駆け抜けた、悲しくも鮮烈な物語が、今、明かされる。
EPISODE 1
物語は、後に「人斬り」と恐れられる男、岡田以蔵の悲劇から始まる。純粋に強さを求める心優しい青年だった彼は、師・武市半平太の冷酷な謀略によって心を壊され、復讐の念から最初の刃を振るう。
以来、彼はただ命じられるままに人を斬り続ける、魂のない人斬りへと堕ちていった。
京の闇で、土方歳三は変わり果てた友・以蔵と再会する。壬生浪士組副長としての使命と、断ち切れない友情との間で葛藤する土方。二人の勝負は、互いの命を削る壮絶な死闘へと発展する。
しかし、血と刃が交錯する中で、二人は剣を交える純粋な喜びを思い出し、最後は拳で互いの魂を確かめ合う。それは、血の宿命に引き裂かれる二人の、最初で最後の魂の救済だった。
友との永遠の別れを経て、土方は「鬼」となる決意を固める。増えすぎた隊士を統率し、暴走する芹沢鴨一派を抑えるため、破れば切腹という非情の掟【局中法度】を制定。それは、これ以上仲間を失いたくないという土方の悲痛な叫びでもあった。
だが、その鉄の規律が、新たな悲劇の引き金となる。近藤を慕う純真な若き隊士・佐々木愛次郎が、何者かの手によって無残に殺害されたのだ。壬生浪士組の内部に潜む深い闇が、ついに牙を剥き始める――。
EPISODE 2
壬生浪士組に再び悲劇の刃が突き立てられる。近藤派の若き隊士・佐々木愛次郎が無残に殺害されたのだ。師である永倉新八は、静かなる復讐鬼と化し、単身で犯人である芹沢派の間者・佐伯又三郎を壮絶な死闘の末に討ち取る。
しかし、それは副長・新見錦が仕掛けた巧妙な罠だった。仇討ちを果たした永倉は「私闘を禁ず」という【局中法度】を破った罪で切腹の窮地に。仲間を救うため、近藤勇は全てのプライドを捨てて土下座し、
その結果、近藤派は全役職を剥奪され、完全に失脚するという最大の屈辱を味わうこととなる。
絶望の淵に沈む彼らの前に、最大の敵であるはずの筆頭局長・芹沢鴨が突如として現れ、
驚愕の真実を告げる。愛次郎殺し、そしてかつての仲間・阿比留鋭三郎の死も、
すべては隊を内側から乗っ取ろうと画策する新見錦の陰謀であったと。
全ての点と点が線で繋がり、裏切りの全貌が明らかになった時、土方歳三の怒りが爆発する。
壬生浪士組の運命を賭けた、新たな死闘の火蓋が今、切られる――。